システム要件
Java / JDK
wolfJSSE では、ホスト システムに Java をインストールする必要があります。 ユーザーと開発者が利用できる JDK バリアントがいくつかあります。 wolfSSL JNI/JSSE では以下についてテスト済みです:
- Unix/Linux:
- Oracle JDK
- OpenJDK
- Zulu JDK
- Amazon Coretto
- Android
wolfSSL JNI/JSSE のビルド システムは、現時点でMicrosoft Windows で実行するようにセットアップされていません。この件について興味がある方はfacts@wolfssl.comまでお問い合わせください。
"IDE/Android"の下に含まれるAndroid Studioのサンプルプログラムプロジェクトは、Linux と Windows の両方でテストされています。
JUnit
ユニットテストを実行するには、開発システムに JUnit 4 がインストールされている必要があります。JUnit は、プロジェクトの Web サイトwww.junit.org からダウンロードできます。
Unix/Linux/OSX システムに JUnit をインストールするには:
1) junit.org/junit4/ から "junit-4.13.2.jar" と " hamcrest-all-1.3.jar" をダウンロードします。 執筆時点では、上記の .jar ファイルは次のリンクからダウンロードできます。
[junit-4.13.2.jar](https://repo1.maven.org/maven2/junit/junit/4.13.2/junit-4.13.2.jar) <br/>
[hamcrest-all-1.3.jar](https://repo1.maven.org/maven2/org/hamcrest/hamcrest-all/1.3/hamcrest-all-1.3.jar)
2) ダウンロードしたJarファイルをシステムに配置したらそのパスを JUNIT_HOME にセットします。例えば:
$ export JUNIT_HOME=/path/to/jar/files
システム要件 (gcc、ant)
gcc と ant がそれぞれCコードとJavaコードのコンパイルに使用されます。開発システム上に上記がインストールされていることを確認してください。
注意事項: java.sh
スクリプトは、Java のインストールフォルダとして一般的なロケーションを使用します。 Java のインストールフォルダが異なる場合、java.sh
の実行時にエラーが発生する可能性があります。 この場合、java.sh
を環境に合わせて変更する必要があります。
wolfSSL SSL/TLS ライブラリ
wolfSSL JNI/JSSEのコンパイルに先立ち、ネイティブ wolfSSL ライブラリのラッパーとして、wolfSSL C ライブラリをホスト プラットフォームにインストールし、インクルードおよびライブラリ検索パスに配置する必要があります。
wolfSSL と wolfCrypt C ライブラリのコンパイル
wolfJSSE で使用するために Unix/Linux 環境で wolfSSL をコンパイルしてインストールするには、wolfSSL マニュアルのビルド手順に従ってください。 wolfSSL をコンパイルする最も一般的な方法は、Autoconf を使用することです。
Autoconf を使用して wolfSSL を設定する場合、--enable-jni
オプションを使用する必要があります:
$ cd wolfssl-X.X.X
$ ./configure --enable-jni
$ make
"make check" が正常にパスすることを確認してから、ライブラリをインストールします:
$ make check
$ sudo make install
これにより、システムのデフォルトのインストールフォルダに wolfSSL ライブラリがインストールされます。 多くのプラットフォームでは、次のフォルダです:
/usr/local/lib
/usr/local/include
wolfSSL が非標準のライブラリ インストールフォルダにインストールされている場合、LD_LIBRARY_PATH
(Unix/Linux) または DYLD_LIBRARY_PATH
(OSX) を更新する必要がある場合があります:
$ export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/path/to/wolfssl/install