パッケージ構成
wolfJCE は、"wolfcrypt-jni" JNI ラッパー ライブラリにバンドルされています。 wolfJCE は wolfCrypt の基礎となる JNI バインディングに依存するため、wolfcrypt-jni と同じネイティブ ライブラリ ファイルと JAR ファイルにコンパイルされます。
JNI ラッパーのみを使用したいユーザーの場合、JCE プロバイダー クラスを含まないバージョンの "wolfcrypt-jni.jar" をコンパイルすることができます。
wolfJCE / wolfCrypt JNI パッケージ構造:
wolfcrypt-jni /
AUTHORS
build.xml ant ビルドスクリプト
COPYING
docs / Javadoc
jni / ネイティブC JNI バインディングソースファイル
lib / コンパイル成果物(ライブラリ)の出力先
LICENSING
Makefile generic Makefile
Makefile.linux Linux用 Makefile
Makefile.osx OSX用 Makefile
README_JCE.md
README.md
src /
main/java/ Java ソースファイル
test/java/ テストソースファイル
wolfJCE プロバイダーのソース コードは "src/main/java/com/wolfssl/provider/jce" ディレクトリにあり、"com.wolfssl.provider.jce" Java パッケージの一部です。
wolfCrypt JNI ラッパーは "src/main/java/com/wolfssl/wolfcrypt" ディレクトリにあり、"com.wolfssl.wolfcrypt" Java パッケージの一部です。 このパッケージは wolfJCE クラスによって使用されるため、JCE のユーザーはこのパッケージを直接使用する必要はありません。
wolfCrypt-JNI と wolfJCE がコンパイルされると、出力 JAR とネイティブ共有ライブラリが "./lib" ディレクトリに配置されます。 これらには、JCE ビルドがコンパイルされると、wolfCrypt JNI ラッパーと wolfJCE プロバイダーの両方が含まれることに注意してください。
lib/
libwolfcryptjni.so
wolfcrypt-jni.jar