JAR コードの署名
Oracle JDK/JVM では、Oracle が発行したコード署名証明書によって JCE プロバイダーが署名されている必要があります。 wolfcrypt-jni パッケージの ant ビルド スクリプトは、コンパイル前にパッケージ ディレクトリのルートにカスタム プロパティ ファイルを配置することにより、生成された"wolfcrypt-jni.jar" ファイルのコード署名をサポートします。
自動コード署名を有効にするには、"codeSigning.properties" というファイルを作成し、" wolfcrypt-jni" パッケージのルートに配置します。 これは、以下を含むプロパティ ファイルです:
sign.alias=<signing alias in keystore>
sign.keystore=<path to signing keystore>
sign.storepass=<keystore password>
sign.tsaurl=<timestamp server url>
"ant" または "ant test" の実行時にこのファイルが存在する場合、提供されたキーストアとエイリアスを使用して "wolfcrypt-jni.jar" に署名します。
事前署名JARファイルの利用
wolfSSL社 は、Oracle JDK で wolfJCE を認証できるようにする、Oracle からの独自のコード署名証明書のセットを持っています。 wolfJCE のリリースごとに、wolfSSL は、次の場所にある "wolfcrypt-jni.jar" の署名済みバージョンをいくつかリリースしています:
wolfcrypt-jni-X.X.X/lib/signed/debug/wolfcrypt-jni.jar
wolfcrypt-jni-X.X.X/lib/signed/release/wolfcrypt-jni.jar
この事前に署名された JAR は、Java ソース ファイルを再コンパイルすることなく、JUnit テストで使用できます。 この JAR ファイルに対して JUnit テストを実行するには:
$ cd wolfcrypt-jni-X.X.X
$ cp ./lib/signed/release/wolfcrypt-jni.jar ./lib
$ ant test